かぶるランドセル
行き場を失ったピンクのランドセルが、僕のところに届きました。
その時「ここはどこ?」と声が聞こえた
僕はひたすら被る為の被り口を付けようと考えました
しばらくして、ランドセルの思いを受け止めるための緑のドッキングスペースを思いつきました。
ランドセルを受け止める為の白い物体と一体化する事で僕の思いが形になり、
さらに被る事によって作品の完成です。
お手を触れて下さい。(身に着けて我々の思いを受け止めてください)
1971年福岡県出身。1995年より美術制作会社にて立体造形の
制作に携わり、数々のテレビ番組のかぶり物、舞台オブジェを世に送り出す。
2004より個人での作家活動に舞台を移す。
2007年アパレルショップ、デスペラード(渋谷)での展示で反響を呼び
同年金沢21世紀美術館での個展+イベント。昨年は、パリ日本文化会館での
カブレル展示+ワークショップ。またCM、舞台美術制作とアートをメインに
エンターテイメントを問わず幅広く活動中。
1956年山梨県甲府市生まれ、美術館勤務・教師・主婦などを経て2001年から作品を発表する。社会の常識や人間の本能に潜む矛盾など、繊細でコンセプチュアルな部分を様々な手法・素材で視覚化する表現を続けている。制作と並行して、国内外のアーティストを山梨へ招へいするアート・プログラム、アーティスト・イン・レジデンス山梨[AIRY]を2005年から甲府市にて主宰。