遠足プロジェクトとは

遠足プロジェクトはランドセルを使用した移動式インタラクティブギャラリーです。遠足を通じて、人と人、地域と地域をつないでいくプロジェクトです。美術館やギャラリーといった一般的なアートの領域から飛び出した作品たちは、商店街や住宅、空き地・・・どこへでも遠足に出かけていくことができます。様々な地域の町、人々と関わりを持つことで、未来へ向けた新たな記憶を刻んでいきます。

遠足プロジェクトは、巡回を通じてネットワークを広げていきます。ぜひ私の町にも、という方はご連絡下さい。プロジェクトの経緯

2012年3月、カナダ トロント市在住のアーティスト・武谷大介と女川町在住の美術教師・梶原千恵が、使用されず廃棄処分となっていた支援物資の中古ランドセルを女川第一中学校から譲り受けた事から始まりました。ランドセルのうち35個はカナダへと送られ、35組のアーティストによってアート作品に姿を変えました。そして、これらのアート作品は再度被災地へと送られ、元々の始まりである被災地支援への思いが、アートというコミュニケーションの形で地域の方達へ届けられる形となりました。

今後遠足プロジェクトは、様々な「まち」へと遠足(巡回)し、被災地の現状を伝えながら復興のアイディアを考えていきます。そして、それぞれの巡回先でのコミュニティーの課題にも目を向けゆくことで、真の意味での地域活性化とネットワーク作りを考えていきます。